院長ブログ

キュウリが採れたので薬膳から見たキュウリのお話をします。

こんにちは。
平塚市の鍼灸院「あまね鍼灸院」の小島です。

関東地方はいよいよ今日から梅雨入りしたようで朝から雨が降り続いていますね。
雨が降ると鬱陶しくなりますが家庭菜園をしている僕としては水撒きの回数が減るので少し楽になります。

この時期は毎年、お店の前の花壇でトマトとキュウリを育てているのですが、今朝、キュウリが2本取れました~。

今年の初物ですが採りたてのキュウリは甘みがあって美味しいです。

さてさて、そんなキュウリですが世界一栄養のない野菜としてギネス認定されているのをご存知ですか?

中身の90%は水分でできていて食べても意味がないと言われる悲しい野菜です。また、キュウリにはビタミンCを壊す物質が含まれるためトマトなどビタミンCが豊富な野菜と組み合わせるのは良くないのでサラダにすら使ってもらえなくなりました。

しかし、そんなキュウリですが我々、東洋医学(薬膳)を勉強していると、また違った見方もできるのです。

では、東洋医学(薬膳)的にどんな作用があるのかと言うとこんな作用があるんです。

①熱を冷まして解毒する

腫れものを冷ますためにキュウリを用いると良いので古代中国では湿布の代わりに使われていたようです。
今でも風邪による喉の痛みにはキュウリの煮汁を飲むと良いと言われています。

②水の巡りを良くして浮腫みをとる

ほぼ水でできているので利尿作用が強く身体を冷やす性質があります。
浮腫みをとるというのは現代栄養学から見てもカリウムが含まれるので納得いくのではないでしょうか?

③水を潤わせて美容効果

キュウリパックというものがあるので美容に効果があるようなイメージはあると思います。紀元前のエジプトの女王様がデコルテを綺麗に見せるためにキュウリパックをしていたと言う話があるとかないとか...

なんだか良さそうな作用ばかりですが、古代中国の百科事典のキュウリの項目には、「疳の虫(癇癪:かんしゃくのこと)がひどくなるので子供に食べさせてはいけない」というようなことも書いてあります。日本でも江戸時代は「ウリ科の植物の中では下の下で不味い」とまで言われています。

昔と違い、今は美味しいキュウリが出回り当たり前のように食べるようになりましたが今も昔も言われているのが水分が多いということです。そのため胃腸を冷やしやすく冷えやすい人はたくさん食べない方が良い野菜です。

もし、食べるのでしたら身体を温める効果のあるお酢や味噌と組み合わせると緩和されるので昔から食べられているキュウリ浅漬けやモロキュウって実は理にかなった組み合わせの食べ物なんですね~。

ps

常連さん優先ですが、たくさんキュウリが収穫できた時はお裾分けしております。
運が良ければ治療を受けた後にキュウリが手に入るかも...笑