腱鞘炎

長びく手首の痛みを"何とかしたい!"とお悩みの方へ

監修 はり師・きゅう師 小島 周

腱鞘炎

何かの拍子に手首を動かすと痛みが走る腱鞘炎 安静にしないといけないと言われても手を使わずに生活するのは困難です。

長引く腱鞘炎の改善に鍼灸施術がおすすめです。

腱鞘炎とは?

腱鞘炎とは腱と腱を包む組織(腱鞘)に起こる炎症のことです。

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腱や腱鞘は全身のさまざまな部位に存在していますが、主に動きの多い手首や指に発症します。

その中でも親指側にある腱鞘に起こる腱鞘炎を「ド・ケルバン病」と言い中年女性や妊娠後期、出産直後の女性に良くみられます。 また、腱鞘炎を放っておき症状が進み、腱が肥厚してくると、

指を曲げ伸ばしする際に引っかかる「ばね指(弾発指:だんぱつし)」になることもあるため注意が必要です。

腱鞘炎の原因は?

腱鞘炎の主な原因は手や指の筋肉の使い過ぎとされています。

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腱鞘は、骨と筋肉をつないでいる腱を包み、腱が滑らかに動くようにする組織です。マウスのクリックやキーボードのタイピング、赤ちゃんを抱っこして支えるなどの同じ動きを何度も繰り返していると、腱と腱鞘の間に摩擦が起こり組織が傷つき炎症を起こします。

腱鞘炎を早く改善させるには...

腱鞘炎というと手首周りを施術するイメージがあると思いますが、実は様々な要因が絡んでいます。

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例えば、指先や手首まで走行している神経は首から出ているため、首の凝りやストレートネックは神経の流れを悪くし、症状を悪化させたり、改善を妨げたりする傾向にあります。 22387493.jpg

また、上の図の腕橈骨筋のように手首に付着する筋肉は肘から手首までの前腕部に存在するため

手首そのものよりも肘から下の前腕部分の状態をみて施術することが大事です。

当院で行う腱鞘炎への施術

まずは、ヒアリングを行い、手首や指をどのように動かすと痛むのか検査をします。

特に親指側に痛みが出る場合は親指を握りこみ手首を曲げて痛みが増悪するかを確かめるフィンケルスタインテストを行い症状の度合いを確認します。

手首や指関節の炎症がひどく腫れている場合はアイシングを用いた施術を行います。

腫れがない場合は、鍼で筋肉を和らげ、お灸により血行を改善することで、痛みを感じる原因となる老廃物を流し回復を促します。 また、関節矯正により正しい関節の動きを取り戻し手首の負担を減らします。

※当院の関節矯正は投薬や手術を用いた医療行為ではなく、手技を使ったものになります。

腱鞘炎になってしまったら...

まずはなるべく手首を動かさずに安静にすることが大事です。

どうしても手を使わないといけない家事などはパートナーに手伝ってもらい、優先順位の高いものから行うようにして、手を使う時間を短くしましょう。反対側の手で行えるものは、痛くない側の手で行うと良いです。

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腱鞘炎用のサポーターを使うのも有効ですが、楽になり余計に手を使いすぎないように注意が必要です。

また、よく冷やすのと温めるのとどちらが良いのか?という質問が多いですが、初期の炎症がひどく痛みが強いうちは冷やした方が良いです。慢性化してしまっている場合は温めて血行を良くするのがおすすめです。

腱鞘炎の予防には?

腱鞘炎の原因は手指の使い過ぎがほとんどです。

手を使うの仕事の際は時折、休憩を入れるようにして長時間、手を使わないように心がけるのが大事です。

パソコン仕事の場合は手首を支えられるクッションのようなものを利用して手首がかえらないようにすると負担を軽減できます。また、ストレートネックや背中が丸まっていると首から手首をつなぐ神経の流れが悪くなり、腱鞘炎になりやすい傾向にあります。背筋を伸ばした正しい姿勢で作業をすることも腱鞘炎の予防になるため、日ごろからの姿勢を見直しましょう。

それでも手が痛くても仕事や家事を休めない方、1日でも早く痛みから解放されたい方、なかなか腱鞘炎が治らない方は是非当院へお越しください。