逆子が不安な方へ
逆子の"不安"1日でも早く解消したい方へ
- 検診で逆子と診断され、色々調べると心配になってきた...
- 病院では「そのうち戻りますよ」と言われたけど戻らなかったら...
- 逆子体操をしているけど戻らず、焦り始めている...
"帝王切開になったらどうしよう..."と毎日不安を感じている方は、当院へご相談ください。
あれだけ治らなかった逆子が35週目に治っていて本当に助かりました
32週で逆子が治らず、2回治療していただきました。
逆子体操すると苦しくて我慢できなかったのですが、お灸の治療はリラックスしてできたので助かりました。
先生も赤ちゃんが動くツボを教えてくださったり、説明しながら治療してくださったので安心して通えました。
あれだけ治らなかった逆子が35週目に病院に診察に行ったら治っていて本当に助かりました。
また何かあればお願いしたいです。
※個人の感想であり施術効果を保証するものではありません。
こちらの感想をご投稿いただいたF.S様は28週目の検診で逆子と診断され「そのうち戻りますよ」と言われたそうです。その後30週目の検診の際にも逆子のまま、32週目の検診でもまだ逆子が戻っていませんでした。
産婦人科の先生からは特別な指示はなく、不安そうな様子のF.S様に "逆子にはお灸が良いよ" と助産師さんが声をかけてくれたそうです。そこで逆子施術に力を入れている鍼灸院を探し、当院へいらっしゃいました。
施術は次回の検診までの間に2回受けて頂き、お教えした自宅での安全なお灸方法と逆子体操を実践していただきました。
初回の施術では胎動が少なかったものの当院からお帰りの際には胎動が大きくなり、自宅でのセルフ灸の際にも大きな胎動が出るようになりました。その後35週目の検診で逆子が治り、帝王切開にはならずに無事ご出産されました。
F.S様の他、33週までに2回の施術で治った方や、帝王切開予定日直前の37週に治った方もいらっしゃいます。
※28週~35週まで承ります。それ以外の場合は要相談となりますので必ずお電話にてご確認ください。
逆子になるのは何故か?
実は赤ちゃんが小さいうちはお母さんのおなかの中でグルグルと回っているため、16週から27週までの妊娠中期までは30~50%の方が逆子と言われています。
その後、28週頃から重たい頭が下になりますが、何らかの原因で頭が下に向かないことがあります。
分娩時に逆子の状態のままになっている確率は3~5%と、それほど高くありませんが、週数が進むにつれて自然に治る確率は低下していきます。
参考文献:逆子の鍼灸治療第2版より
逆子の原因は未だはっきりと分かっていませんが、東洋医学や西洋医学でこれまで培ってきたデータや見解などにより、このようなことが原因ではないかと言われています。
西洋医学からみた逆子の原因
- ①子宮の変形や骨盤が狭い
- 先天的に子宮の形が歪んでいたり、子宮筋腫ができていると赤ちゃんの動きが制限されてしまいます。また小柄な方は骨盤が小さいため赤ちゃんの回るスペースが狭まり逆子が戻りにくいと考えられます。
- ②胎盤の異常や双子以上の妊娠
- 胎盤の位置により逆子が戻りにくいケースもあります。特に低置胎盤は胎盤の位置が低い所にあるため赤ちゃんの回転の邪魔をしてしまい、逆子が戻りにくいと考えられています。また、双子の場合はさらに子宮内が狭くなります。
- ③羊水過多
- 羊水の量は妊娠の週数が進むごとに増加しますが、妊娠糖尿病などが原因で羊水の量が多すぎると、赤ちゃんの動きが不安定になるため逆子になりやすいと考えられます。
- ①のぼせと冷え
- お母さんの胸から上に熱がこもると下半身は冷える為、赤ちゃんは温かいお母さんの心臓がある方に頭を向けてしまい逆子になると考えらています。
実際に逆子の患者様をみていると確かに足先が冷えている方が多く、お灸をすると顔が熱くなりやすい傾向にあります。このような場合は頭を冷やすよりも足先を温めるために、お灸の施術や靴下、足浴などで温めることが効果的です。 - ②水分の滞り
- 食べ過ぎや水分の取りすぎで体の中に水分が溜まってしまった状態を水滞(すいたい)と言います。東洋医学では水は下の方に滞ると言われ、余計な水分がお腹の下の方に溜まった結果、赤ちゃんは上に押し上げられて逆子になると考えられています。
水滞を解消するには体から水分を排出する必要があるため、お灸の施術、汗が出るようにウォーキングなどの軽い運動や足湯が有効です。またトウモロコシの髭茶など利尿作用のあるものを摂ることも効果的です。 - ①骨盤位(こつばんい)
- ②横位(おうい)
- ③斜位(しゃい)
東洋医学からみた逆子の原因
赤ちゃんの位置と戻りやすさ
逆子の状態です。赤ちゃんの頭が子宮の出口と反対側にあります。
赤ちゃんの頭が横にある状態です。
赤ちゃんの頭が斜めにある状態です。頭の位置から子宮の出口までが遠くなっています。
当院には骨盤位(逆子)で来院される方が多く、施術の際に胎動が大きく感じる方は1回の施術でも治る方がいらっしゃいますが、平均4回の施術で治る傾向にあります。
しかし、赤ちゃんのお顔がお母さんのお腹側、または背中側を向いている状態や、下のイラスト左側(第1胎向)のように赤ちゃんの背中がお母さんの左側にある場合は回転する方向に肝臓があり戻りにくいと考えられる為、平均より多く施術する必要があります。
※施術効果には個人差があります
その他、赤ちゃんが膝立ちになっている、足をのばしている状態は破水のリスクがある為、鍼灸院にかかっても良いか一度産婦人科で確認してからお越しください。
当院で行っている逆子の施術方法
①手や足先のツボを使って自律神経を整えます
手足の先には神経が集中しているため、鍼を当てて刺激を入れることでリラックスしやすくなります。
②お腹や背中の固くなっている部分に鍼やお灸をします
お腹や背中のツボに鍼やお灸をすると、お腹の張りが緩んで柔らかくなってきます。お腹が柔らかくなると赤ちゃんの回るスペースができやすくなります。
③逆子に効く三陰交や至陰のツボをお灸で温めます
三陰交や至陰に熱刺激加えると、胎動が起こりやすくなります。
施術後は赤ちゃんが回りやすくなる横向きで10分程お休みします。
次回の検診まで3~4日置きに通院して頂きます。 通院のない日はおうちでパートナーにお灸をしてもらった後、逆子体操を行います。
安全なお灸の仕方は初回来院時にお伝えし、道具もお渡します。 線香や棒灸等の道具も施術代に含まれていますのでご安心ください。
※28週~35週まで承ります。それ以外の場合は要相談となりますので必ずお電話にてご確認ください。
逆子体操のやり方
妊娠30週を過ぎても逆子が改善されない場合は逆子体操をして、赤ちゃんが回転するように促しましょう。
お灸後は赤ちゃんが動きやすくなるので、セルフお灸の後に逆子体操をするのがおすすめです。
胸膝位(きょうしつい)
四つん這いの姿勢からお尻を突き上げます。
お尻(骨盤)を頭より高くするのがポイントです。
ブリッジ法
仰向けになってお腹を持ち上げる体操です。
腰の下にタオルやクッションを置いて腰を高くしていきます。高さは30cmくらいが望ましいです。
側臥位(そくがい)
赤ちゃんの向いている方向によって左右どちらを下にして休むのかが変わります。
第一胎向は赤ちゃんの背中がママから見て左側にあるので、左側を上、右側を下にして休みましょう。
第二胎向は赤ちゃんの背中がママから見て右側にあるので、右側を上、左側を下にして休みましょう。
※ただし切迫早産のリスクがある方や臨月に入っている妊婦さんは破水の危険がありますので逆子体操は行わないでください。
また、逆子体操を始める前に、かかりつけの産婦人科医に相談してから行いましょう。
逆子ですねと言われたら、お早めにご相談ください。
逆子のお灸は32週になる前までに施術を受けると90.2%と、かなり高い確率で改善します。
ですが、32週を過ぎると68%から63%と2割程確率が下がり、36週を越えるとお灸をしても22%と改善が難しくなります。
参考文献:逆子の鍼灸治療第2版より
さらに、臨月を過ぎると逆子に使うツボは出産を促す効果が強くなるため、破水等のリスクが伴います。そのため逆子のお灸は早めに受けて頂くことを推奨しております。
赤ちゃんが回っているか祈る思いで待つのではなく、まずはその不安な気持ちをご相談ください。